ジェームズ マーティン フレッシュサニタイザー商品開発ストーリー

ウイルスや細菌などの脅威から守りたいという思い

私たちの生活は、常に様々なウイルスや細菌の脅威と隣り合わせです。それを強く実感し危機意識をもったのが、各地でウイルスが大流行した2007年のことです。日頃よりフォーシーズのお店をご利用頂いている大切なお客様や、サービスや調理に従事するスタッフを、これらの脅威から守りたいという思いをもちました。

そこで、グループ全店で使用する除菌剤を探す目的でプロジェクトチームが発足

プロジェクトチームは、まず既存メーカー各社から数十種類にも及ぶ除菌剤を取り寄せ、特色や効果の検証を行いました。
調査を進めていくうちに、「A社の除菌剤はあるウイルスには効果が高いが別のウイルスには弱い」、「B社の商品は医薬品としては優秀だが食の現場では使えない」、「C社の商品は・・・」といった具合に、各商品のメリットとデメリットが見えてきました。そして「すべての特色・効果をひとつにできないか。そうすれば私たちが求める理想的な除菌剤ができるのに」と思うようになりました。

• 自社店舗での現地調査と
  スタッフへのアンケート

  新商品の開発に着手してまず行ったのは、自社店舗での現地調査とスタッフへのアンケートの実施でした。
  店舗が求めている性能や容器の形状はどのようなものか？既存商品にないというだけであきらめてしまっている効能はないのか？今まで使っていた製品に不満や悩みはなかったか？など、現場の声を吸い上げていきます。

  これらをひとつひとつ丁寧に分析・検証したデータに、調査から見えてきた各社製品のメリットとデメリットを重ねると、本当に求められている「“最強の除菌剤”のイメージ＝開発のポイント」が浮かび上がってきました。

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開発のポイント！

まず、ベースとなる成分は安定性・揮発性に優れたアルコール（エタノール）に決定。スピード感が求められる飲食の現場で欠かせない、作業効率の面も考慮しました。プロジェクトチームは、以下のポイントを軸に開発に取り組みました。

• 開発POINT 1

  確実な除菌効果

  アルコールでは除菌できないとされるノンエンベロープウイルスにも除菌効果を実証できるものであること。
  飲食店のキッチン・まな板・包丁は、連続的な調理のため、営業時間中は濡れている環境がほとんど。そのような水滴がついた状態でも除菌効果が発揮できること。

• 開発POINT 2

  手荒れ対策

  高濃度なアルコールは手を乾燥させてしまうデメリットがある。1日に何度も除菌をするスタッフを手荒れから守るため、効果の高いアルコールでありながら手に優しい除菌剤であること。

• 開発POINT 3

  安全性

  キッチン内や食材のすぐ近くでも使えるよう、安定性の高い食品添加物のみで組成すること。口に入ったり、食材に直接かかったりしても、身体に害のないものであること。

• 開発POINT 4

  デザイン性

  テーブルの拭き上げや、オープンキッチンでの使用など、お客様の目に触れたときに居心地を損なわない除菌剤であること。さらには、三ツ星レストランの店内に置いても空間の雑音にならないデザイン性があること。

これらのポイントを実現するべく、大学病院感染症対策室の教授監修のもと「最強のアルコール除菌剤」のレシピが出来上がっていきます。